青竹で刻みたばこ 筑後市で「溝口きせる祭」 禁煙者も“伝統の一服” [福岡県]

青竹でたばこをふかす参加者
青竹でたばこをふかす参加者
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 青竹に刻みたばこを詰めて吸う奇祭「溝口きせる祭」が13日、筑後市の溝口地区であった。戦国時代の1578年、戦に敗れた地元城主の溝口正重が竹やぶに逃げ込み、山芋で飢えをしのぐとともに、竹で作ったきせるでたばこを吸ったという伝承に由来する伝統行事で、地元で受け継がれている。

 座元の家に集まった住民ら約20人が火鉢できせるに火を付けると、部屋には白い煙が充満。禁煙中や非喫煙者も多く、時折せき込みながら、地域の繁栄に尽くした先人たちをしのんだ。

 今年の座元の矢加部茂晴さん(58)は2年半前から禁煙を続けているが「伝統行事なので吸います。青竹の香りも良く、趣があっていいですね」と久々の一服を堪能していた。

=2018/12/14付 西日本新聞朝刊=

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