アムールヒョウ年明け公開へ 大牟田市動物園 [福岡県]

来園するアムールヒョウの雌「ポン」(神戸市立王子動物園提供)
来園するアムールヒョウの雌「ポン」(神戸市立王子動物園提供)
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 大牟田市は17日、市動物園でアムールヒョウ「ポン」(10歳、雌)の飼育を年末から始めると発表した。神戸市立王子動物園が飼育する3頭のうちの1頭で、アムールヒョウの繁殖に向け獣舎スペースの確保が必要となり、大牟田市側が借り受けた。10月に熊本市動植物園に帰還したユキヒョウ「スピカ」の獣舎に入る。九州唯一の飼育となるアムールヒョウの一般公開は年明け以降の予定。

 アムールヒョウはヒョウの仲間では最北のロシア極東の森林地帯に生息する。森林伐採や毛皮目的の乱獲で野生下では約50頭のみの生息となり、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧IA類(最も絶滅に近い)に分類されている。国内では昨年末時点で15頭が飼育され、いずれも日本動物園水族館協会生物多様性委員会の種管理計画に基づき血統登録されているという。

 スピカの帰還日程が決まった後、大牟田市動物園側が大型ネコ科の繁殖プログラムへの寄与を委員会側に申し出ていた。飼育アムールヒョウの平均寿命は15歳で、ポンは繁殖期を過ぎているという。市動物園は「(動物の多様な行動を引き出す)環境エンリッチメントなどで生活の質を高め、ポンが余生をゆったりと過ごせるよう努めたい」としている。

=2018/12/18付 西日本新聞朝刊=

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