筑後、矢部川水系に簡易水位計54基 河川事務所が本年度中設置 情報提供も強化 [福岡県]

久留米市田主丸町の中原橋に設置された簡易型水位計
久留米市田主丸町の中原橋に設置された簡易型水位計
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 国土交通省筑後川河川事務所(久留米市)は、本年度中に福岡、佐賀、大分3県の筑後川と矢部川の本流に加え、両河川の約10支流に簡易型水位計54基を設置する。これまで水位計がなかった支流だけでなく、氾濫の恐れが高く、きめ細やかな水位の把握が必要な場所に増設する。観測網を充実させ、住民に避難を促す情報提供も強化する。

 事務所によると、簡易型水位計は橋や堤防などに設置する。降雨で基準水位を超えると5分間隔で観測データを送信し、維持管理コストが軽減できるほか設置費も1基約100万円と従来型と比べると安価という。

 (1)堤防高や川幅から氾濫しやすい箇所(2)行政施設、病院など重要施設が浸水する恐れがある箇所(3)水位把握が難しい支流と本流の合流部-を抽出し、場所を選定。巨瀬川の中原橋(久留米市田主丸町)など4カ所で設置作業が終わり、残りも順次進める。水位はホームページで公表する予定。

 筑後川本流は、最上流の台霧大橋(大分県日田市)から最下流の大下樋管(大川市)の間に15基前後、設置する。筑後地区を流れる支流では巨瀬川と宝満川が各4基、早津江川3基、広川2基、小石原川と高良川が各1基。矢部川には本流に4基、支流の飯江川に2基新設する。

 九州豪雨の被災地についても大分県日田市の花月川に6基、朝倉市の佐田川に4基を設置予定。

 また、河川事務所は昨年7月の西日本豪雨を受けて、内水氾濫を起こした山ノ井川、下弓削川、陣屋川、金丸川・池町川の各支流と筑後川本流が交わる合流部の監視カメラ映像をホームページで公開している。

=2019/01/16付 西日本新聞朝刊=

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