県南初の薬学部を来年開設へ 大川市の国際医療福祉大で起工 若者の定住にも期待 [福岡県]

国際医療福祉大の大川キャンパスに建設される薬学部棟の完成予想図
国際医療福祉大の大川キャンパスに建設される薬学部棟の完成予想図
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 国際医療福祉大が2020年開設を目指す薬学部の学部棟起工式が21日、大川市榎津の同大大川キャンパスであった。薬学部は1学部1学科の6年制で、定員120人。4月に文部科学省に設置認可を申請し、6月末に認められる見通し。認可されれば、県南地区初の薬学部設置となる。

 学部棟は5階建て(延べ床面積約1万390平方メートル)で、薬用植物園(約590平方メートル)も備える。キャンパスから約1・5キロ離れた大川南中跡地にはグラウンドやテニスコート、クラブハウス、駐車場などを整備する。同大と大川市は昨年2月に薬学部設置に関する基本協定を締結。総事業費約40億円のうち、市が5億円を上限に補助し、大川南中跡地を無償貸与する。

 現在、大川キャンパスには4年制の保健医療学部があり、約千人の学生が学ぶ。薬学部設置でさらに720人の学生増が見込まれ、県南地区の薬剤師不足解消と併せて若者の定住につながると期待される。

 起工式には同大の高木邦格(くにのり)理事長、倉重良一市長ら約60人が出席。大川市出身の高木理事長は「私が子どものころ6万人近くいた大川の人口は現在、3万4千人。古里を盛り上げたいとの思いで薬学部設置を決めた。充実した教育施設を整え、大川の発展に努めたい」とあいさつ。倉重市長は「学生とともに魅力あるまちづくりを進めたい」と述べた。

 国際医療福祉大は1995年開学。大川市のほか福岡市、栃木県大田原市、千葉県成田市など全国6カ所にキャンパスがある。薬学部は大田原キャンパスに次いで2カ所目となる。

=2019/02/22付 西日本新聞朝刊=

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