「久留米ツツジ」シンガポールへ 人気植物園で14日から展示 久冨さんの鉢植え数品種 [福岡県]

久留米ツツジの品種「若楓」を囲む久冨舜介さん(右)と妻の幸恵さん
久留米ツツジの品種「若楓」を囲む久冨舜介さん(右)と妻の幸恵さん
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シンガポールの植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」
シンガポールの植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」
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 シンガポールの植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」に、久留米市草野町で園芸卸売業「仙花園分園」を営む久冨舜介さん(82)が大事に育ててきた久留米ツツジが飾られる。14日に開館する同園の新たな屋内展示施設「フローラルファンタジー」のセレモニーで披露される。久冨さんは「話が来たときは驚いた。世界の人に見てもらえるのはうれしい」と喜んでいる。

 ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは2012年にオープンし、年間約1200万人が訪れる。同園のフェリックス・ロウ社長が昨年4月、来日して県内を視察した際、世界のつばき館(久留米市草野町)にあった久冨さんの鉢植えに一目ぼれ。その足で久冨さん方を訪れて購入を申し出たという。

 久冨さんの本業はツバキの生産で、久留米ツツジは両親から継承。妻の幸恵さん(82)とともに今では数十種類のツツジを取り扱う。当初は検疫と輸送方法に不安があり、一度はロウ社長の依頼を断ったが、先方の強い要望で実現した。

 海を渡ったのは久留米ツツジの「若楓」「暮れの雪」の数品種など。大きなものは高さが2メートルあり、色鮮やかな花がぎっしりと咲けば、インパクトは大きい。神戸港から船便で輸出され、3月21日にシンガポールに到着したという。

 現地は赤道直下の熱帯で気温が30度を超える。「ガラス室の中で冷房を効かせているらしい」。久冨さんが育てた久留米ツツジは、セレモニーに合わせて見事に花が咲き誇るように現地で調整中という。

=2019/04/14付 西日本新聞朝刊=

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