飯塚で一時PM2.5上昇 嘉麻産廃火災 現場から10キロ、県機器が観測 [福岡県]

 嘉麻市大隈の産業廃棄物処理業「エコテック」の中間処理場で起きた火災で、5月28日の発生から3日目の同30日、現場から直線距離で約10キロ離れた飯塚市平恒に設置されている県の微小粒子状物質「PM2・5」の測定機器が一時的に高濃度の数値を観測していたことが分かった。現在は平常値に戻っている。飯塚市はホームページ上で異変を感じた際の注意を呼びかけている。

 PM2・5測定機器は、筑豊地区では直方と田川両市、香春町にも設置されているが、飯塚市だけ30日午前4~6時に大気1立方メートル当たり126~109マイクログラムに達した。国が定める1日平均の環境基準値は35マイクログラムで、この日の市平均値も46マイクログラムで基準を超えていた。同市環境整備課によると、30日に市民から中間処理場の火災に関連し「臭いがする」といった問い合わせが数件あったという。臭いを感じるなどした際に窓を閉め、不要な外出を避けるといった対応を求めている。

 火災現場から離れた飯塚で高濃度が観測されたことから、嘉麻の現場周辺はさらに大気汚染があったとみられる。県環境保全課の担当者は「同じ時間帯に浮遊粒子状物質(SPM)の数値も上がっており、火災が影響したとみられる。直ちに健康に影響が出る数値ではないが今後も注視する」と話した。

=2017/06/01付 西日本新聞朝刊=

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