供養の「日若踊」始まる 直方市 [福岡県]

初盆の家の前で「直方日若踊」を披露する新町保存育成会のメンバー
初盆の家の前で「直方日若踊」を披露する新町保存育成会のメンバー
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 初盆を迎えた家を回り故人を供養する県指定無形民俗文化財の「直方日若踊(ひわかおどり)」が13日、直方市内で始まった。日若踊は江戸時代から伝わるとされ、現在は市内3地区に保存育成会が結成され、定期的に練習を重ねて継承している。

 この日は、新町保存育成会のメンバー22人が8カ所を回った。今年4月に亡くなった下新入の西川武雄さん方では、三味線や太鼓の音に合わせ、素朴な味わいの「思案橋踊」と優雅な「本手踊」を舞った。

 西川さんの妻ヤス子さん(88)は遺影を抱いて踊りを見守り、同育成会の会員でもある次女の美亀さん(56)は喪服姿で踊りの輪に加わった。ヤス子さんは「主人は昨年5月に初めて日若踊を見て喜んでいたので今日も感激しているでしょう」と話していた。

 古町中区と古町北区の保存育成会は14日夕に各家を回る。

=2017/08/14付 西日本新聞朝刊=

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