交通危険箇所を署員が地図に 運転中のヒヤリハット 直方署 [福岡県]

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直方署内に掲示された「ヒヤリハットマップ」の説明をする提案者の村瀬勝久警部補
直方署内に掲示された「ヒヤリハットマップ」の説明をする提案者の村瀬勝久警部補
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 警察官の目で見た「ヒヤリ、ハット」ポイント-直方署は、署員が通勤などで運転中に交通事故の危険があると感じた場所を地図に示し、来訪者や署員に注意を促す地図を1階ロビーに掲示している。県警交通企画課によると、署が独自で作成した注意喚起の地図は珍しいという。同署は「危険な場所を知り、注意して運転してほしい」と呼びかける。

 地図は縦約60センチ、横約80センチ。同署が管轄する直方市、宮若市、小竹町、鞍手町にある19カ所の「要注意箇所」と6カ所の「危険箇所」を表示。直方市の「宮ノ前交差点」では「コンビニ(駐車場)でショートカット(近道)する車両に注意」、宮若市と宗像市にまたがる「赤木峠」では「カーブではみ出す車両多し」、直方市の「直方西小の横」は「幅員が狭く路側帯もないので注意」-などのコメントがある。分かりづらい場所には写真も添えている。マップに示された25カ所で、今年1~7月に実際に起きた人身事故は、25件だったという。

 考案者は、宮若警部交番の村瀬勝久警部補(44)。県警の各所属内には仕事の効率を高めることなどを目的に「士気高揚委員会」が設置されているが、直方署のリーダーである村瀬警部補は、交通事故防止のために自家用車で通勤する署員を中心に危険な場所のアンケートを実施。危ないとの声が上がった25カ所を「要注意箇所」と、管轄する交番の意見を踏まえ、さらに危険度の高い赤色の「危険箇所」に分け、シールで表示した。

 7月末までの同署管内での人身事故発生件数は、昨年同期比48件増の460件。中村智交通課長は「プロの目で危険と判断した場所。この地図を活用して、署員の事故防止と同時に住民への注意喚起を図りたい」としている。今後も署内外で意見を募り、地図を更新していく予定だという。

=2017/09/13付 西日本新聞朝刊=

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