体と脳の運動で認知症予防 「コグニサイズ」広がれ 飯塚で研修会 40施設の50人参加 [福岡県]

ひものはしごを使ってコグニサイズに取り組む参加者と、指導する神宮弓紀さん(右)
ひものはしごを使ってコグニサイズに取り組む参加者と、指導する神宮弓紀さん(右)
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 有酸素運動と脳の運動を同時に行う認知症予防トレーニング「コグニサイズ」の広がりを目指し、飯塚市内で福祉施設のスタッフを対象にした研修会があった。

 コグニサイズは、コグニション(認知)とエクササイズ(運動)を合わせた造語で、国立長寿医療研究センターが開発したトレーニング。運動で体の健康を促すと同時に、脳の活動を活発にして認知症の発症を遅らせることを目的としている。

 11月下旬、福祉施設などでつくる地域密着型サービス連絡協議会の研修会が飯塚市上三緒の社会福祉法人・幸友会「ひより」であり、市内40施設のスタッフ約50人が参加した。指導したのは、コグニサイズ指導者の資格を持つひよりの神宮弓紀さん(43)。少しの時間でもできるだけ毎日することや、脈拍数が上昇し「ややきつい」と感じるくらいの運動をすることなどポイントを説明した。

 その後、複数人で行うコグニサイズを実演。方法は、約15センチの高さのステップ台に右、左の順で乗り、左、右の順で台を降りる。次は左右逆に、左、右→右、左と交互に繰り返し続ける。同時に「1、2、3」と順番に数えながら、3の倍数の人が手をたたく動作を加える。

 神宮さんは「間違えていいです。笑いながら楽しんで」と呼び掛けた。ほかにも、ひものはしごを使って1枠に4歩ずつ入るように進み、「3、4、7、8」や「3、8」の歩数の時は足を枠外に出す方法も実演。また、2人一組で早歩きをしながら、100から3ずつ引く計算をしたり、しりとりや3文字の単語を逆から読んだりする方法も紹介した。

 この日、ひよりで導入している人型ロボットPepper(ペッパー)を使ったレクリエーションもあり、ペッパーの動きに合わせて腕振りや足上げ、椅子から尻を浮かせる動きなどを実践した。

 神宮さんは「コグニサイズは簡単に取り組める運動。浸透していくように広めていきたい」と話した。

=2017/12/07付 西日本新聞朝刊=

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