スペイン人女性メンデスさん 寒北斗で酒造り学ぶ 嘉麻市「みんな優しいので楽しい」 [福岡県]

寒北斗酒造に滞在しているロセル・メンデスさん(中央)。杉田祐二社長(左)と赤間幸弘嘉麻市長へあいさつに訪れた
寒北斗酒造に滞在しているロセル・メンデスさん(中央)。杉田祐二社長(左)と赤間幸弘嘉麻市長へあいさつに訪れた
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 スペインのPRコンサルタント業、ロセル・メンデスさん(48)が1月から、嘉麻市大隈町の寒北斗酒造に住み込み、日本酒造りを学んでいる。今月13日には杉田祐二社長と同市役所を訪問。赤間幸弘市長に酒造での体験を報告し、「素晴らしい経験です。みんな優しいので楽しいです」と日本語で話した。

 メンデスさんはスペイン・バルセロナ出身。日本文化に興味があり、特に好きな日本酒を学びたいと全国の酒造をインターネットで調べ、寒北斗を知ったという。昨年夏にメールで“酒造り留学”の思いを伝え、1月4日に来日。同5日から3月下旬まで滞在する予定だ。寒北斗酒造では、外国人が酒造を見学することはあるが、数カ月にわたって酒造りを学ぶのは初めてという。

 これまでに酒蔵の一室に住み込み、酒造りの一連の流れを学び、今後は商品PRなども学ぶ予定。杉田社長は「男社会で施設面からも受け入れられるか不安だったが、自社のチャンスにもなると思い、受け入れた。神社仏閣などにも連れて行ってあげたい」と話し、メンデスさんは「寒北斗が誇りを持って酒をつくっていることを知って選びました。(母国では)日本酒は日本のレストランでしか飲めないけれど、濁り酒も好き。酒の産業にも興味があります」と笑顔を見せた。

 赤間市長は「日本語、方言が飛び交う中で覚えていくのは大変と思うが、互いの国の交流にもつながれば」と期待を寄せた。

=2018/02/15付 西日本新聞朝刊=

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