がんセット検診で受診者負担減 「胃・肺・大腸がん」と「子宮頸・乳がん」 田川市4月から導入 [福岡県]

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 田川市は4月から、職場でがん検診を受診できない国民健康保険未加入者と、国保加入者を対象に、「胃・肺・大腸がん」「子宮頸(けい)がん・乳がん」それぞれのセット受診により負担額が300円~千円安くなるサービスを導入する。がん死亡率の抑制と低迷するがん検診の受診率アップが狙い。市によると、県内初の取り組みという。

 胃・肺・大腸がんのセット検診は、国保未加入者が2500円(現行の個別検診より500円減)で、国保加入者は700円(同300円減)。子宮頸・乳がんのセットは、国保未加入者が2千円(同千円減)で、国保加入者は600円(同300円減)となる。

 市によると、人口動態保健所・市区町村別統計(2008~12年)の全国のがん死亡率を100とした場合、市のがん死亡率は116。特に肝臓および肝内胆管のがんでは男性209、女性185と突出している。

 市の15年度がん検診受診率は、5種のがん(胃・肺・大腸・子宮頸・乳)全てで県の受診率を下回っており、中でも子宮頸がん検診の受診率が低い傾向にあるという。一方、現在市が実施している5種のがん検診の自己負担額は全て県内27市平均を上回っており、セット受診の導入により市民の負担軽減も図る。

 今回のサービスに合わせて、若者の健康意識向上のため、18~39歳を対象にした健康診断「ヤング健診」の料金も国保未加入者2千円(現行より千円減)、国保加入者600円(同300円減)に改める。

 市は今回の改正に伴い、がん検診に伴う市負担金に約316万円を増額した。市地域福祉課の森田竜治課長は「セット検診を積極的に活用してもらい、市民の健康増進につなげてほしい」と話している。

=2018/03/08付 西日本新聞朝刊=

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