遠賀川にサケの稚魚放流 昨年は大雨被害、2年ぶり 嘉麻市の市民団体 [福岡県]

サケの稚魚を遠賀川に放流する市民団体関係者
サケの稚魚を遠賀川に放流する市民団体関係者
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体長5センチほどに成長したサケの稚魚
体長5センチほどに成長したサケの稚魚
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 サケの放流活動に取り組む嘉麻市の市民団体「遠賀川源流サケの会」(青木宣人会長)は8日、同市大隈町の大隈橋付近でサケの稚魚を放流した。同会のふ化場は昨年2月、大雨で土砂が水槽に流れ込んで稚魚が全滅したため、2年ぶりの放流。20日までに流域の18カ所で、小中学生らと計4万匹を放流するという。

 8日は地元小学生と放流する予定だったが、雨のため団体関係者などが参加。体長5センチほどの稚魚約2千匹を関係者が手おけで容器からすくい、水温9度ほどの川に移した。稚魚は雨で増水した際に一気に川を下って海に出るという。

 同会は新潟県の漁協からサケの卵を取り寄せて育てている。昨年は稚魚の全滅で悲しい思いをしただけに、青木会長は「ふ化場の水槽も整備したが、自然相手なので気が抜けない。鮭神社もある地域の伝統や文化を守るため、放流を続けていく」と話した。

=2018/03/09付 西日本新聞朝刊=

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