農業用ドローンの資格取得へ教習 嘉穂総合高「他校と差異化」 [福岡県]

農業用ドローンの模擬飛行を見学する生徒たち
農業用ドローンの模擬飛行を見学する生徒たち
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 嘉穂総合高(桂川町)で2日、農業を学ぶ地球環境システム科2年生3人を対象に、農薬を散布する農業用の小型無人機「ドローン」の資格取得に向けた教習が始まった。機材の運用管理などを学び、体育館で模擬飛行を見学した。

 同校は昨年9月から、ドローンを使った農薬散布や空撮、プログラミングの特別授業などを実施。「近年は定員割れが続き、特色ある教育で、他校との差異化を図りたい」という。

 今回の教習は希望者を募り、生徒3人を選抜。ドローンの販売や講習の事業を手掛ける「スカイリンクジャパン」(京都市)が講師や機材提供などで協力し、通常は1人当たり20万円以上かかる費用も無償にした。

 生徒は6日まで、航空法や農薬取締法、農薬や病害虫に関する知識を学び、農地で実際にドローンを飛ばす。最終日の実技試験で合格すると、一般社団法人「農林水産航空協会」認定の操縦資格を得られる。宮崎璃久斗さん(16)は「ドローンを使った農業分野は多くの仕事があると聞いている。関係する法律などを勉強したい」と話した。

 同校はドローン操縦を生徒に指導できる教職員も育成する方針。「ドローンはビジネスでの応用範囲も広い。今後は資格取得に向けた学習や実技を正式な授業科目に取り入れたい」としている。

=2018/05/03付 西日本新聞朝刊=

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