日本山岳遺産「馬見山」山頂に避難小屋 地元の愛好家団体 17年設置予定が九州豪雨で延期に [福岡県]

 日本山岳遺産に認定された嘉麻市の嘉穂アルプスの一つ、馬見山(978メートル)山頂に避難小屋が完成した。地元の山愛好家でつくる「嘉穂三山愛会」のメンバーが基礎から作り、登山者が安全に登れるよう初めて設置した。

 嘉穂アルプスは、馬見山、屏山(927メートル)、古処山(860メートル)の三山からなり、2016年度に日本山岳遺産に認定された。日本山岳遺産は、登山専門誌「山と渓谷社」が2010年度に創設し、保全を担う団体に活動資金を助成している。

 同会は、日本山岳遺産基金の124万円などを使い、避難小屋の設置を計画。昨年設置の予定だったが、九州豪雨により登山道も確保できず、今年の山開きに合わせて4月下旬から設置準備を進めた。会員約10人は土砂崩れでふさがった道の整備から始め、連日材木を運んで山頂で組み立てた。今月11日に12畳の広さの避難小屋が完成した。

 13日に予定していた山開きは、雨天のため馬見山のふもとにあるキャンプ場で開催。安全祈願祭などがあった。同会の中村忠紀会長(78)は避難小屋について「長く、大切に使ってほしい」と話した。

=2018/05/14付 西日本新聞朝刊=

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