にぎわい創出を近大生実験 商店街にウッドデッキや植物 飯塚市 [福岡県]

雨の中、フラダンスも披露されたウッドデッキ
雨の中、フラダンスも披露されたウッドデッキ
写真を見る

 近畿大産業理工学部建築・デザイン学科(飯塚市柏の森)の学生18人が13日、飯塚市の新飯塚商店街で、まちの活性化のために考案したデザインを基にした実験を開いた。車道にウッドデッキや露店を設置し、夜はライトアップしてまちの魅力向上策を探った。

 実験は、同学科の小池博准教授(51)のゼミ生が企画。ゼミ生は昨年9月に地元建築士や商店街店主、市役所職員らと一緒に新飯塚商店街を歩き、まちの景観などについて意見を出し合った。同11月には市役所で、JR新飯塚駅から新飯塚商店街、遠賀川周辺をつないでまちのにぎわいをつくるアイデアを提案した。

 今回の実験では、新飯塚商店街の車道にウッドデッキ(長さ約16メートル、幅約3メートル)を2カ所に設置。新たな空間に対する周囲の認知度や個性的な特徴の感想、居心地の良さについて調査した。車道のスペースを使ってウッドデッキを設置することで店の空間を広くしたり、植物を配置して緑を増やしたりした。

 木材や植物は地元の企業が無償で提供したといい、学生リーダーを務める4年、平田達也さん(21)は「地域の方の協力がありがたい。大学内とは違い、まちで実践できたことが勉強になった。改善点を見直して次につなげたい」と話す。

 同商店街の約60店が加盟するしんいいづか商店街振興組合の脇田法子理事長は「学生は私たちの発想にないものを提案し、学生の視点で素直に表現している。人が住みやすいまちになれば」と期待した。

=2018/05/15付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]