JR直方駅通路のツバメの巣、受難続く 清掃などで3度なくなる [福岡県]

エレベーター入り口付近の巣で休むツバメ(読者提供)
エレベーター入り口付近の巣で休むツバメ(読者提供)
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巣がなくなった後も巣があった場所にとどまる2羽のツバメ(読者提供)
巣がなくなった後も巣があった場所にとどまる2羽のツバメ(読者提供)
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撤去されたツバメの巣は天井近くにあった
撤去されたツバメの巣は天井近くにあった
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 直方市のJR直方駅通路に作られたツバメの巣が、3度にわたりなくなっていたことが分かった。1度は清掃業者に撤去され、残る2度はなぜなくなったのか分からない。相次ぐツバメの巣の受難に、市民から残念がる声が上がっている。

 巣が作られたのは、1階エレベーター入り口付近。駅を通勤で利用する女性によると、3月下旬からツバメが巣作りを始めたが、4月初めになくなった。その後、6、7メートル離れた場所に2度目の巣が半分ほどできたが、今月15日にはなくなり、3度目の巣は最初の巣と同じ場所でこれも半分ほどできたところで22日にはなくなったという。

 通路を管理する市土木課によると、1度目の巣は市が委託している業者が特別清掃の際、古い巣で使われていないと判断して撤去。2、3度目の巣については、業者は撤去していないという。同課の高山祐二課長は「市としても巣を保護しようと思っていただけに残念」と話す。

 1、3度目の巣は高さ10メートルほどの位置で、長い棒などでないと届かない。同課は「なぜ巣がなくなったか不明」とした上で「巣の重みで落ちた可能性もある」という。日本野鳥の会筑豊支部の木村直喜さんは「壁の素材や、ツバメが若く、巣作りの経験が浅い場合などは巣が落ちることもある」と話す。

 一方、女性によると、2度目の場所に24日からツバメが4度目の巣を作り始めた。「巣を完成させ、ひなをかえしてほしい」と期待している。

=2018/05/26付 西日本新聞朝刊=

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