「イタリア6番地」が優勝 島村楽器の「アコパラ」西日本大会 飯塚出身ギターユニット「メジャー目指す」 [福岡県]

「アコパラ」の西日本大会で優勝した「イタリア6番地」の門田剛典さん(右)と末永哲也さん(左)。真ん中はサポートメンバーの山田和明さん
「アコパラ」の西日本大会で優勝した「イタリア6番地」の門田剛典さん(右)と末永哲也さん(左)。真ん中はサポートメンバーの山田和明さん
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 飯塚市や福岡市などで活動するアコースティックギターのユニット「イタリア6番地」が、島村楽器(本社・東京)が主催する全国規模のアマチュアミュージシャンコンテスト「アコパラ」の西日本大会で優勝した。飯塚市出身で、リーダーの門田剛典さん(29)は「自分たちの音楽が認められ、うれしい。ユーチューブで曲を紹介しているので聴いてほしい」と話している。

 メンバーは門田さんと飯塚市在住の末永哲也さん(32)で、ともにギター兼ボーカル。あるオーディションで知り合い、意気投合した2人が2012年2月、「2人にしかできない音楽があるのではないか」と結成。名前について、末永さんは「高校時代に生徒手帳に書いた意味のない言葉。響きから選んだ」と笑う。

 「温かく、気持ちがいい曲」をモットーに、2人はアルバイトや仕事の傍ら、練習に励み、県内の催しや学園祭でライブを重ねた。同年6月には福岡の若手ミュージシャンを発掘する大会で決勝まで進んだことで注目を集め、ライブへの参加依頼が増えた。

 同年11月、メディア関係者から薦められユニット名を「DREAM GATE(ドリーム ゲート)」と改名。13年2月にはシングルを発売し、翌年はJR西日本のCMで曲が利用されるなど順調に活動していたが、月に4、5回のライブを重ね、自分たちのペースで活動できなくなり、「1人になって音楽を見つめ直そう」と、15年7月末で活動休止した。

 ソロでの活動を続けていた17年5月、「2人でまたライブを」と再結成。名前は原点に戻るため、イタリア6番地とした。「音に厚みが出て、柔らかさが増す」と、打楽器「カホン」を奏でる直方市の山田和明さん(37)に、数年前からサポートを依頼している。

 アコパラは旧知の「島村楽器イオンモール直方店」の畑瀬健店長(41)から紹介され、初めて参加。全国の店舗で開かれた店大会、九州大会を勝ち抜き、今月3日に神戸市であった西日本大会に出場した。

 大会は西日本と東日本に分かれており、計約2千組が参加。西日本のトップを決める舞台で2曲を披露し頂点に立った。山田さんは「2人は歌がうまいし、雰囲気がある。自分はリズムを加えただけ」と振り返る。

 末永さんは「多くの人に曲を聞いてもらえるチャンスを得た。やっとスタートラインに立てた。メジャーを目指したい」と話し、門田さんは「売れたい気持ちはあるが、焦らず、自分たちの音楽を見失わず、活動を続けたい」。経験を積んだ筑豊発のミュージシャンが、全国への飛躍を誓った。

=2018/06/12付 西日本新聞朝刊=

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