宮若市「光陵ワンダーガーデンズ」完売 全153区画1年4ヵ月で 市外から91世帯、価格の安さ人気 [福岡県]

完売した大規模住宅団地「光陵ワンダーガーデンズ」
完売した大規模住宅団地「光陵ワンダーガーデンズ」
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 宮若市が、2016年11月に分譲を始めた全153区画の大規模住宅団地「光陵ワンダーガーデンズ」が約1年4カ月で完売した。土地価格の安さが子育て世代などの人気を集め、5年間で完売の当初目標を大幅に短縮。人口減少が進む同市は移住・定住施策の目玉に位置付けており、「定住人口の増加はもとより、地域活性化に大きく寄与する」としている。

 6月中旬、市東部のワンダーガーデンズを訪れると、真新しい住宅が並び、複数の区画で家の建設工事が進行中だった。団地内には市乗り合いバスの停留所があり、来春には一角でクリニックや認定こども園もオープン予定だ。住民の女性は「これから周辺にいろんな店ができるとうれしい」と話した。

 ワンダーガーデンズは野球場などがある総合運動場「光陵グリーンパーク」に隣接する貝島炭砿社宅跡の約7・3ヘクタール。市は総合計画の重点施策に掲げて14年度から造成工事に着手した。

 市によると、周辺民有地は坪単価7万~8万円が相場の中で、ワンダーガーデンズの坪平均単価約2万5千円の安さは際立つ。敷地面積も260~330平方メートルと広く、区画によっては申し込みが相次ぎ、抽選となった。

 市はハウスメーカー6社と分譲促進協議会を組織してフリーペーパーや新聞などでPR活動を行うなど販売促進に努め、分譲開始から1年4カ月後の3月19日に全区画が完売した。

 購入者の内訳は市内在住が62件、市外在住が91件で平均年齢は35・5歳。団地内居住者は約500人に上る。筑豊の近隣自治体のほか、宗像市や福津市などからの移住者もいたという。

 道路整備などを含めた総事業費は10億8千万円。市によると、販売収入は約3億円、国の補助金が約2億5千万円。投資資金の半分ほどしか回収できていないが、人口増に伴う住民税や市民税、減免期間後の固定資産税などの増加を見込んでいる。

=2018/06/14付 西日本新聞朝刊=

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