返礼品に見守りサービス 鞍手町、ふるさと納税で開始 独創的なライフル型カメラ安定装置も [福岡県]

ふるさと納税の「郵便局のみまもり訪問サービス」で協定を締結した鞍手町と日本郵便の関係者たち
ふるさと納税の「郵便局のみまもり訪問サービス」で協定を締結した鞍手町と日本郵便の関係者たち
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鞍手町が返礼品に加えている「ライフル型カメラスタビライザー」
鞍手町が返礼品に加えている「ライフル型カメラスタビライザー」
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 鞍手町が今月1日から、ふるさと納税の返礼品として、日本郵便と連携して「郵便局のみまもり訪問サービス」の提供を始めた。まだ利用実績はないが、高齢化率は36・6%(4月1日現在)と県内60市町村のうちで9番目に高く、65歳以上の1人暮らしは5月末で1746世帯。町の全7516世帯の2割超が独居の高齢者世帯という同町の実情を踏まえ、今後注目を集めそうだ。

 日本郵便と連携した見守り訪問サービスは、郵便局員が月1回、指定された高齢者宅を訪れ、会話をしながら体調や食事など10項目での生活状況を聞き取り、遠方の親族らに伝える仕組み。寄付額5万円で6カ月、10万円で1年間のサービスを受けられる。同町と日本郵便が5月30日に協定を締結した。

 日本郵便によると、5月末時点で全国48自治体がふるさと納税の返礼品として導入し、九州では熊本、鹿児島両県内の3市1町が始めている。県内自治体では鞍手町が初導入。町政策推進課の担当者は「町内に高齢の親がいて、都会に出ている子どもたちが利用者として想定される」という。

 同町のふるさと納税は2008年度、イチゴ、ブドウ、卵の特産品3品からスタート。今年6月には54品95種まで拡大した。

 16年12月に加わった「ライフル型カメラスタビライザー」(寄付額30万円)は、ライフルを模したカメラの安定装置という独創的な品だ。町内にあるサブカルチャー総合施設くらて学園が製作。カメラ(返礼に含まれない)を据え付けて引き金を引くと、シャッターが連写される。こちらも返礼実績はまだないが、インターネット上の町の返礼品閲覧率では上位。町は「見てもらって話題になれば、鞍手町やくらて学園のアピールになる」と期待を寄せる。

 ふるさと納税は自分が選んだ自治体への寄付で、2千円を除く金額が所得税などから軽減される制度。

=2018/06/14付 西日本新聞朝刊=

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