飯塚市が南アのキャンプ地に 東京パラ 基本合意書に調印 [福岡県]

東京パラリンピック事前キャンプに関する基本合意書調印式で、握手する南アフリカオリンピック委員会のギデオン・サム会長(左から2人目)たち
東京パラリンピック事前キャンプに関する基本合意書調印式で、握手する南アフリカオリンピック委員会のギデオン・サム会長(左から2人目)たち
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 2020年東京パラリンピックに関連し、飯塚市と県などは5日、南アフリカと事前キャンプ地の基本合意書に調印した。参加が決まれば、車いすテニスと水泳の選手・コーチが、筑豊ハイツや県営筑豊緑地を利用する。

 飯塚市のホテルで開かれた調印式には、南アフリカオリンピック委員会のギデオン・サム会長、市誘致・支援実行委員会の前田恵理委員長、小川洋知事、片峯誠市長が出席。サム会長は「素晴らしい施設があり、選手が活躍するための格好のキャンプ地を得た。キャンプは必ず成功するだろう」と述べた。

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■「車いす大会の成果」 関係者が喜びの声

 2020年東京パラリンピックで、南アフリカの車いすテニスと水泳の選手団の事前キャンプ地が飯塚市に決まった5日、関係者から喜びの声が聞かれた。

 同市では「飯塚国際車いすテニス大会の経験を生かし、事前キャンプを誘致しよう」と、市や商工会議所などでつくる誘致・支援実行委員会が15年3月に発足。前田恵理委員長は「サポート体制を整え、市民がおもてなしの心で選手を迎えられるように万全を期したい」。

 南アフリカオリンピック委員会によると、飯塚大会の取り組みやボランティアが支える「イイヅカ方式」を高く評価したという。競技委員会副委員長だった稲富隆太さん(32)は「大会を34回続けてきた成果。選手との交流を楽しみにしている」と語った。

 県営筑豊緑地のプール棟施設長淀川彰範さん(72)は「選手が気持ちよくプールを使ってもらえるようなサポートをしたい」と力を込めた。

 県によると、東京パラリンピックに関連し、県内の自治体で外国チームの事前キャンプ地として決まったのは飯塚市が初めて。小川洋知事は「多くの県民が障害者スポーツの世界トップレベルのプレーに接し、選手と交流できる」と述べ、片峯誠市長は「調印を機に、交流の輪が広がり、パラリンピックで大輪の花を咲かせることを願う」と語った。

=2018/07/06付 西日本新聞朝刊=

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