家屋被害629件、片付けに汗 筑豊地区 自治体、救済制度活用呼び掛け [福岡県]

土台の土砂が流出したJR筑豊線の上穂波‐筑前内野間の線路
土台の土砂が流出したJR筑豊線の上穂波‐筑前内野間の線路
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添田町野田でJR日田彦山線を埋め尽くした土砂や倒木
添田町野田でJR日田彦山線を埋め尽くした土砂や倒木
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飯塚市幸袋地区で自宅の片付けをする住民
飯塚市幸袋地区で自宅の片付けをする住民
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大量の土砂が流れ込み、片付けに追われる飯塚市内野の測量設計会社の作業員たち
大量の土砂が流れ込み、片付けに追われる飯塚市内野の測量設計会社の作業員たち
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 九州北部が梅雨明けしたとみられる9日、西日本豪雨の筑豊地区の被災地では住民らが土砂の撤去や自宅の清掃に追われた。自治体は水に漬かった家具などごみの収集や、災害見舞金の交付など救済制度の活用を呼び掛けた。

 県のまとめ(同日午後3時現在)によると、筑豊地区の家屋被害は計629件。内訳は全壊1件、一部損壊17件、床上浸水304件、床下浸水304件など。

 380件以上の家屋被害の連絡があった飯塚市幸袋地区では同日、住宅前にタンスや畳などが山積みになった所もあった。50代の男性は「こんなに雨が降るとは思わなかった。暑くなったので、片付けも大変だ」と汗をぬぐった。「幸袋まち まちづくり協議会(逢坂忠男会長)」は同日、幸袋交流センターに被災者の話を聞く相談室を設置。飯塚市も10~20日、市役所で総合相談窓口を設ける。

 JR筑豊線の上穂波-筑前山家間の複数箇所で線路の土台の土砂が崩れ、JR九州は6日から桂川-原田間で運休が続いている。

 6日午後の大雨で土砂崩れが起きた飯塚市内野の現場近くの測量設計会社には、大量の土砂が流れ込んだ。9日朝から作業員ら約20人が、泥の搬出やがれきの撤去を行った。

 近くの小学校の男性教諭は「列車が運休となり、保護者に送り迎えしてもらわないと通学できない児童もいる。早く復旧してほしい」と話した。

 添田町は9日、同町野田にあるJR日田彦山線の「道の駅歓遊舎ひこさん駅」北側の崖崩れを県に報告。線路沿いののり面が崩落し、土砂や倒木が線路を覆い尽くしていた。

=2018/07/10付 西日本新聞朝刊=

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