林芙美子ちなみ「談話室」 直方の画廊がゆかりの地アピール [福岡県]

「談話室」を開設した池田暁美さんは「これから資料も充実させたい」と話す
「談話室」を開設した池田暁美さんは「これから資料も充実させたい」と話す
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林芙美子の書斎をイメージした机や火鉢なども置かれている
林芙美子の書斎をイメージした机や火鉢なども置かれている
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 「放浪記」の作家、林芙美子(1903~51)にちなんだ「談話室」が、直方市殿町にオープンした。古民家画廊を営む池田暁美さん(69)が「林芙美子と、彼女が少女時代の一時期を過ごした直方の縁を多くの人に知ってもらい、交流の場になれば」と画廊の一部を改装して13日に開設した。

 池田さんは、林芙美子の生誕地とされる北九州市門司区で暮らしたこともあり、芙美子を通して門司と直方との関係を深めようと2014年と15年に交互に作家100人展を開催。2年前から彼女の作品を読む朗読会を毎月開いている。

 談話室の開設は、直方と芙美子の関係を知らない市民が多い現状を何とかしたい、と思い立った。「放浪記」や「うず潮」、短編集や紀行文集などの書籍を収集。門司の林芙美子記念室など関連施設のパンフレットや生誕100年記念展の図録などもそろえた。

 6月には、往復高速バスを使い、東京都新宿区の林芙美子記念館にも足を運んだ。そこに展示されている彼女の書斎を自分なりに復元しようと、談話室の一角に机や火鉢などを置いている。池田さんは「今後は鹿児島や広島県の尾道などゆかりの地との交流を深め、直方のまちのにぎわい創出にも貢献したい」という。

=2018/07/18付 西日本新聞朝刊=

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