飯塚・井筒屋、イオン穂波へ 16ブランド新たに導入 [福岡県]

セールが始まり多くの買い物客が訪れた「飯塚・井筒屋サロン」
セールが始まり多くの買い物客が訪れた「飯塚・井筒屋サロン」
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 地場百貨店の井筒屋(北九州市)は18日、飯塚市本町から枝国のイオン穂波ショッピングセンター1階に移転し、10月25日に「井筒屋・飯塚ショップ」として再オープンする店舗について、洋菓子や化粧品など新たに16ブランドを導入することを明らかにした。現在の飯塚・井筒屋サロンは同6日に閉店する。

 井筒屋・飯塚ショップは売り場面積約630平方メートルで、食とファッション、ギフト・リビングを核に展開。食品や婦人服、雑貨など約60ブランドの販売を予定しており、新たに洋菓子の「ヨックモック」や「ボンサンク」、化粧品の「ハウスオブローゼ」など16ブランドを導入する。

 現在、井筒屋サロンで営業している飯塚高製菓コースの生徒が作った菓子の販売店「プチフル」は、移転するかどうか未定という。

 井筒屋サロンは、1949年に井筒屋の飯塚支店として開業し、65年に商号変更した「飯塚井筒屋」の後継店舗。同店が2009年8月末に閉店後、井筒屋直営のサテライトショップとして同年9月にオープンしたが、業績不振と建物の老朽化のため、今年4月、閉店が公表された。

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閉店セール、市民惜しむ声

 10月6日の閉店が発表された飯塚市本町の飯塚・井筒屋サロンでは18日、「閉店売りつくしセール」第1弾が始まった。買い物客からは閉店を惜しんだり、前身の「飯塚井筒屋」時代を懐かしんだりする声が聞かれた。

 飯塚井筒屋時代から利用していたという飯塚市の尾籠信克さん(63)は「昔は食堂があり、母と一緒に洋食定食を食べるのが楽しみだった。店が(いまの場所から)無くなっても思い出は消えない」と話した。

 妻と食料品を買いに訪れた同市の上龍之介さんは「子どもの頃からあるのが当たり前だったので本当に寂しい。長い間お疲れさまと言いたい」。週に1度は同店を利用するという同市の40代女性は「いよいよ閉店すると思うと残念だが、新店舗は車で通いやすいので期待している」と語った。

 井筒屋サロンは10月下旬、イオン穂波ショッピングセンターで再オープンする。後藤宇志店長は「店員を気軽に名前で呼んでいただくなど、地域の皆様には本当にかわいがっていただいた」と感謝し「新しい店舗も引き続き利用してほしい」と話した。

 井筒屋サロンは閉店まで順次セールを開催。第1弾は今月22日まであり、食料品や衣類などに加え、通常は取り扱っていない家具も販売。第2弾は25~30日、第3弾は10月1日~同6日を予定しているという。

=2018/09/19付 西日本新聞朝刊=

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