ペッパー先生が防災授業 全国初の試み 飯塚市の椋本小 [福岡県]

川の増水や土砂災害について説明するペッパー
川の増水や土砂災害について説明するペッパー
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 福岡管区気象台(福岡市)とソフトバンク(東京)は19日、飯塚市椋本の椋本小(山本繁校長)で、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を使った防災教室を行った。総合的な学習の一環で、楽しみながら防災知識を学ぶのが狙い。気象台によるペッパーを使った防災に関する授業は全国で初めてという。

 「大雨が降ったことをイメージし、どんなことが起きるかを考えてもらいます」。同小のランチルームにペッパーの声が響いた。5年生の約30人は「川があふれる」「家が流される」などと答えた。

 ペッパーは同気象台の宮田和孝さん(41)のサポートを受けながら、電子黒板に映し出される豪雨と防災に関するテキストを基に、河川の氾濫や土砂災害、大雨をもたらす積乱雲などを説明。「普段から災害についておうちの人と話し合う機会を持とうね。自分のことは自分で守れるようにしましょう」と訴えた。花田桜舞君は「ペッパーがちゃんと説明できて驚いた。災害の知らないことを教えてくれた。また、ペッパーの授業を受けたい」。

 ソフトバンクは、災害対策・復興支援などの社会貢献活動を進めており、同気象台と今年から、ペッパーを使った防災への取り組みを企画。飯塚市がペッパーの活用に積極的で、防災教育にも力を入れていることから、ペッパーに独自のプログラムを入力し、5年生2クラス計約70人を対象に防災教室を実施した。

 市防災危機管理監の吉田英紀さん(60)は「子どもが興味があり、同じ背丈のペッパーが授業することは、防災の知識を伝えるのに適している。ペッパーを市の防災教育に取り入れる方法を考えたい」と話した。

=2018/09/20付 西日本新聞朝刊=

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