「女性が輝くまち」考える 18日、飯塚市でシンポ 元国連職員・大崎さん講演 パネル討論も [福岡県]

 女性の社会進出をテーマにしたシンポジウム「『女性が輝くまち』を目指して」が18日、飯塚市のイイヅカコスモスコモンで開かれる。元国連職員で関西学院大客員教授の大崎麻子さんが「世界が目指す、女性が輝く社会~最新の潮流と日本の課題」と題して基調講演。民間企業や農業の分野で活躍する女性3人が、誰もが自分らしく生きていくために必要なことについて意見を交わす。

 急速な少子高齢化に伴い、人手不足が深刻化している日本では、女性や高齢者の社会参画が地域や経済の発展に不可欠とされる。特に地方では、若い女性が都市部に流出したまま地元に戻ってこないとされ、性別や年齢に関係なく活躍できる環境づくりが必要といわれている。

 大崎さんは国連開発計画(UNDP)ニューヨーク本部勤務時代、ジェンダーや女性のエンパワーメントを担当。エンパワーメントとは「持って生まれた可能性を開花させ、自分の意思で選び取りながら生きていく力を身につける」ことを意味し、大崎さんは国際社会が女性のエンパワーメントに力を入れる背景や各国の現状、日本が抱える課題などについて話す。

 パネル討論は「明日の私を好きになる」がテーマ。父親が体調を崩したのに伴い30代前半からガス会社の経営に携わってきた飯塚市の前田恵理さん▽嘉麻市で夫と観光果樹園や甘味処(どころ)を営む森由紀さん▽男女雇用機会均等法の施行前に福岡銀行に入り、キャリアを積み重ねてきた高鍋優子さんが登壇。今ほど女性の社会進出が叫ばれていなかった時代に、周囲に支えられながらいかに壁を乗り越えてきたのかを振り返り、これから一歩踏み出そうとしている人を後押しする。

 シンポジウムは女性活躍推進事業実行委員会(多賀谷通委員長)主催。午後1時~4時半。入場無料。

 問い合わせは、飯塚市男女共同参画推進課=0948(22)7058▽嘉麻市男女共同参画推進課=0948(53)1120▽桂川町健康福祉課=0948(65)0001。

=2018/11/10付 西日本新聞朝刊=

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