「子ども議会」の要望で公園完成 声受け止めた町長、整備決断 川崎町 [福岡県]

完成した「城山子どもの森公園」で遊ぶ子どもたち
完成した「城山子どもの森公園」で遊ぶ子どもたち
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 川崎町が子ども議会の要望を受けて町制施行80周年記念事業の一環として同町川崎に整備していた「城山(じょうやま)子どもの森公園」が完成し、23日、オープニング式典があった。式典後、さっそく子どもたちの歓声が響いた。

 町は2008年度から年2回、町内4小学校の5、6年生の代表4人ずつが参加する「子ども議会」を開催。町長をはじめ執行部と議論する。これまで21回の子ども議会の中で、「遠足に行く場所がない」「遊べる公園がない」などと子どもの目線から見えた町の課題が毎年のように指摘された。

 これを重く受け止めた手嶋秀昭町長が公園整備を決断。町は、17年度の一般会計当初予算案に整備費約4500万円を計上。議会も認めた。

 役場職員やボランティアが田川市川崎町清掃センター横の町有地を歩き、公園整備に適した場所を選んだ。ヤマザクラが自生する山林で、中世城郭跡「城山城」(勝山城)が発見されるなど豊臣秀吉による九州征伐の際に歴史の舞台にもなった場所。町は遺構を保存しつつ、公園として整備を進めた。

 約2万平方メートルの敷地内に「遊具がたくさんある」「自然と触れ合える」「子どもと大人が一緒に遊べる」など、子ども議会で出た意見を基に、大小のツリーハウスやターザンロープ、丸太渡りなどを設置。ソメイヨシノやハナミズキ、キンモクセイ、ツツジなどを新たに植栽。本年度も事業を継続し、最終的な整備費は約9300万円になった。

 式典で手嶋町長は「子ども議会で発言してもらったことが実を結んだ。将来は新たな花見の場所になるよう整備を続けたい」とあいさつ。今年の子ども議会議長で、川崎東小6年の岩口はるさん(12)は「私たちや妹や弟、子どもたちも楽しく遊べる公園になるよう大事にしたい」とお礼の言葉を述べた。

=2018/11/24付 西日本新聞朝刊=

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