川崎町の商店街に朝市 買い物弱者対策、交流の場に 毎週水曜日 [福岡県]

川崎町の本町商店街内にオープンした「ワイワイガヤガヤ商店」の朝市=28日午前
川崎町の本町商店街内にオープンした「ワイワイガヤガヤ商店」の朝市=28日午前
写真を見る

 川崎町の本町商店街内に、“買い物弱者”対策と地域のコミュニティー再生を目指す「ワイワイガヤガヤ商店」がオープンした。毎週水曜日の午前8時~午後2時に「いいばい朝市」が開かれ、野菜や魚、肉、総菜、日用品などを販売する。

 1950年代後半、4万人を超えた同町の人口は炭鉱閉山後に激減し、現在は約1万7千人。本町商店街も最盛期には約125店があったが、現在は二十数店まで減った。

 同商店街から徒歩15分圏内には約1850世帯があるが、300世帯が独居世帯。進む高齢化の中、地元の商店経営者や町の有志が一昨年、「本町活性化プロジェクト実行委員会」(赤山正会長)を立ち上げ、商店街再生の道を模索してきた。

 イベント来訪者にアンケートをしたところ(1)毎日、少しずつ買い物ができる店(2)井戸端会議ができる場所-を求める声が多かった。特に「車に乗れなくなり、大型スーパーや道の駅にも行けなくなった」など、高齢者が買い物弱者になっている問題が深刻だった。

 実行委は同商店街内の旧「おもちゃのサイトウ」店舗(約250平方メートル)を借り上げ、県と町の補助金計485万円を活用し、内装や空調を整備、トイレの改修や調理ができるように流し台も設置した。

 28日に初めて「いいばい朝市」が開かれ、訪れた人たちは「近くで買い物ができて助かる」。接客は実行委メンバーが交代で行い、87歳の赤山会長は「通りを歩く人の数を増やしたい。焦らず、じっくり続けていきたい」と話す。

 実行委は、出店者を募集している。出店料は店員をつける場合が1日400円、販売を委託する場合が同600円。

=2018/11/30付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]