「6次産業化」へ生産者ら交流会 飯塚市、プランナーがアドバイス 商品開発「思い」重視を [福岡県]

6次産業化に取り組む農林水産物の生産者らに、商品開発のヒントなどを紹介した交流会
6次産業化に取り組む農林水産物の生産者らに、商品開発のヒントなどを紹介した交流会
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鞍手町の「花田農園」が宮若市の「竹千寿」と連携して作ったスープなど
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香春町の「阪本農園」が開発した濃厚かぼちゃプリン
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 農林水産物の生産から加工、販売まで手掛ける「6次産業化」に取り組む生産者や関心のある人を対象にした交流会(県飯塚農林事務所など主催)が11月21日、飯塚市新立岩の県飯塚総合庁舎で開催された。食品加工店に勤務する県6次産業化プランナーの柚木重信さん=糸島市=が、商品開発の事例やヒントなどについて講演した。

 柚木さんは、消費者が野菜や肉を選ぶ際に、国産か外国産かの二者択一から、近年は国産を前提に「生産者は誰なのかに関心が高まっている」と指摘。「誰がどんな思いで作っているのかを気にする人が増えている。商品を開発する時は『思い』を重視して作ってほしい」と強調した。

 商品開発のヒントについては「地域イメージ」「商品改良」「地域食材」「地域課題解決」の四つのキーワードを挙げ、農家としょうゆ屋が地元同士で連携したり、農作物の被害を引き起こすイノシシの肉を活用した加工品を作ったりする事例を紹介した。商品のラベルなどには「こだわり」や「安心安全」などの言葉を安易に使わず、他の商品との違いを具体的に示すよう助言した。

 筑豊地区の生産者が開発した商品の紹介や意見交換もあった。「花田農園」(鞍手町)の日高ゆかりさんは宮若市の食品製造販売店「竹千寿」と連携して作っているスープなどを紹介し、「大量に作ることは難しく、価格も高いと言われるが、販売先をデパートなどに決めるのも一つの手段」と話した。

 柚木さんは「商品開発は1人でやると行き詰まるかもしれないが、交流会を通してヒントを得られることもある」と語った。

=2018/12/06付 西日本新聞朝刊=

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