「飲酒運転撲滅へ猪突猛進」 干支オブジェに願い込め 宮若の鉄工芸家石橋さん制作 [福岡県]

工房前に据えた亥のオブジェとともに飲酒運転撲滅を訴える石橋さん
工房前に据えた亥のオブジェとともに飲酒運転撲滅を訴える石橋さん
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 宮若市の鉄工芸家、石橋鉄心さん(74)が「飲酒運転撲滅へ猪突(ちょとつ)猛進」との思いを込め、干支(えと)の亥(い)の立ち姿をかたどったオブジェを制作した。元日から同市龍徳の県道沿いの工房前に飾り、「日本が飲酒運転のない国となり、世界の模範となってほしい」と願う。

 オブジェは高さ約125センチ、重さ約67キロ。直径6ミリの円形の棒鋼約250メートル分を使い、約20日間をかけて昨年大みそかに完成した。溶接技術を生かして鉄の立体造形を追求する石橋さんならではの亥だ。

 母親を飲酒運転のバイクにはねられて亡くし、2006年に福岡市の海の中道大橋で飲酒運転による死亡事故が起きたのをきっかけに十二支全てのオブジェを制作。「一回りでやめるつもりだった」という。だが、工房前で昨年10月、飲酒運転事故が発生。再び撲滅に向けて立ち上がった。

 オブジェには直方署から提供されたのぼりを持たせ、工房前に据えた看板とともに「飲んだら乗るな」と呼び掛ける。石橋さんは「この亥年から二回り目。気持ちを込めて作り続けたい」と話す。

=2019/01/08付 西日本新聞朝刊=

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