目標はパリ五輪・柔道金 飯塚出身20歳 新森涼選手に聞く 昨年の世界ジュニア準V [福岡県]

「今年は試合で勝ちきりたい」と話す新森涼選手
「今年は試合で勝ちきりたい」と話す新森涼選手
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 14日は「成人の日」。スポーツ界でも筑豊出身の新成人が活躍している。昨年9月に開かれた全日本ジュニア柔道体重別選手権大会女子70キロ級を制し、同年10月の世界ジュニア選手権大会(バハマ)で2位になった飯塚市出身の新森涼選手(20)=コマツ=に今年の抱負を聞いた。

 -2018年はどのような1年だったか。

 「全日本ジュニア(20歳以下)は優勝だったが、世界ジュニアは2位、昨年8月の全日本実業柔道個人選手権大会も3位と、全体的には勝ちきれなかったという思いがある」

 -世界ジュニアの表彰式はうれしそうではなかった。

 「決勝は自信を持って攻めていたし、自分の中では『勝てる』と思った相手だった。(その試合で)自分のミスで負け、悔しいというか、情けないというか、何やってるんだろうという気持ちになった」

 -試合展開は。

 「(試合の)4分間はほとんど動きがなく、延長戦で相手が奇襲のように飛びついてきて、技ありを取られてしまった」

 -もうすぐ成人の日。今後の目標は。

 「将来の目標はオリンピックでの優勝だが、今は日本のトップクラスの選手に食らいつくというか、追いつけるようにならないといけない。そのためには結果が求められる。今年は試合で勝ちきりたい」

 「柔道だけではなく、人間性も大切。偉大な先輩が多いので、お手本にして人間的な部分も成長できたらと思う」

 -社会人になってからの2年を振り返って。

 「高校時代に比べるとレベルがはるかに高く、柔道が崩れてしまった。実業団では組み手などすごく細かな技術が必要。その技術を取り入れようとしたが、頭の中が整理できず、柔道がばらばらになってしまった。勝てないから、練習でもずっと投げられてばかりで…。1年目は柔道をするのがすごく苦しかった」

 -苦しい時期は脱却したか。

 「2年目に入ってやっと慣れ、少し余裕も持てるようになった。これまでやってきたことが身に付き、自分の成長が楽しみで仕方がない、という感じもあった。試合でも『これだったらいける』という感じで、臨めることが増えた」

 -今年はどのような1年にしたいか。

 「全日本実業柔道個人選手権の優勝、講道館杯の上位入賞を狙いたい。また20年には、福岡市である全日本選抜柔道体重別選手権に出られるように頑張りたい。オリンピックは東京の次のパリが目標。皆さんに応援してもらえるような選手になれればと思う」

 ◆しんもり・りょう 1998年、飯塚市生まれ。山田中(嘉麻市)から敬愛高(北九州市)に進み、金鷲旗高校柔道大会の準優勝と2連覇に貢献。全国高校総体では2年生のときに70キロ級を制した。2017年4月からコマツの女子柔道部。

=2019/01/09付 西日本新聞朝刊=

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