「廃電車」をホテルに! 鞍手高生のビジネスプラン、日本政策金融公庫100選に [福岡県]

廃電車を利用したビジネスプランをまとめた熊井さん(前列中央)ら鞍手高の2年生グループ
廃電車を利用したビジネスプランをまとめた熊井さん(前列中央)ら鞍手高の2年生グループ
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 日本政策金融公庫が主催した「第6回創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」で、鞍手高(直方市)の2年生グループの「電車ホテル~田舎に停(と)まろう!!」が、全国396校から応募された4359件の中からベスト100に選ばれ、表彰された。

 同グランプリは、将来を担う高校生に身近な課題に目を向けてもらい、解決へのアイデアなどを問う企画。同校グループは、筑豊地域が県内の他地域と比較して観光客の流入が少ない実態などを踏まえ、廃電車を改装して復活させ、ホテルや域内を巡るツアー用列車として事業で活用し、地域活性化を図るプランをまとめた。

 グループ代表の熊井直登さん(17)は「魅力がないと人は集まらないが、魅力をつくれば地域は変わる。地域の良さを発信して人の流れの起点をつくりたいと考えた」と話す。直方にはJR九州、平成筑豊鉄道、筑豊電鉄の3路線が走る。通学での利用者もいる、身近な鉄道に着眼した。

 同校では、地域の課題を発見・研究する総合学習がカリキュラムにあり、これを活用して2年生の文系クラスが6人ずつ11グループに分かれ、プラン作りに参加。熊井さんのグループは具体的なサービス内容、広告宣伝を含む営業方法、必要な経営資源、実現に向けての障害やリスクなどを追求し、半年かけてビジネスプランを練り上げた。

 指導した高木菜子教諭は「地域に視点を置き、協力し合って課題解決に取り組んで得た成果を今後に生かしてほしい」と期待。熊井さんも「地域のことを身近なこととして考えるきっかけになった。みんなと試行錯誤し、成長できたと思う」と話した。

=2019/01/12付 西日本新聞朝刊=

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