学生が地元で職業体験 養蜂場など17事業所 飯塚RC [福岡県]

辻養蜂場の辻諒太代表(左)から養蜂について説明を受ける楢原太我さん
辻養蜂場の辻諒太代表(左)から養蜂について説明を受ける楢原太我さん
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 飯塚ロータリークラブ(RC)は8日までの4日間、飯塚市の近畿大産業理工学部の学生22人が、地元の小売業やサービス業など17事業所で仕事を体験する事業を実施した。昨年10月に開いた、地域の活性化策を大学生が提案するプレゼンテーション大会のアイデアを生かして企画。飯塚RCは、事業を通じて生まれた学生とのつながりを生かし、今後、地元での就職やまちづくりを進めていく考えだ。

 8日午前。飯塚市舎利蔵の小高い丘にある辻養蜂場の資材倉庫では、辻諒太代表(27)が巣箱や巣板を手に取り、2年の楢原太我さん(20)にミツバチを飼育し、ハチミツを採取する養蜂について説明していた。

 辻さんは嘉麻、飯塚両市で活動しており「地元の農業を盛り上げていきたい。今後も養蜂に関心を持ってほしい」。楢原さんは「社会人と話す機会はあまりないので、勉強になった」と話した。

 昨年10月のプレゼン大会は、飯塚RCが創立50周年記念事業の一環として実施。同学部の学生でつくる「飯塚ひとまち研究会」が提案した「短期企業体験型インターンシップ」が最優秀賞に選ばれた。

 飯塚RCは事業化にあたり、「インターンシップ」を「業種・職種体験」に変更し、同大に参加を提案。小売業の営業・管理や、トラック運搬を手掛ける運送業など48事業所から体験したい業種を選んでもらい、17事業所で実施した。

 事業では、1~3年生が8グループに分かれ仕事を体験。学生は「多くの業種、職種があるのが分かり、就職の参考になる」、企業は「学生の考えを知ることができた」などとそれぞれ感想を寄せているという。

 飯塚RCの多田勉さん(44)は「就職が前提ではなく、まずは学生と企業がお互いを知ることが重要。それが将来的には就職や定住につながるのではないか。今後も企業と学生をつなぐ企画を考えていきたい」と話した。

=2019/02/09付 西日本新聞朝刊=

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