ピアノの名器弾き放題 添田町のオークホール開館30年 3月末まで記念事業 [福岡県]

開館から30年を迎えたオークホール
開館から30年を迎えたオークホール
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添田町のオークホールにあるピアノの名器「スタインウェイ」
添田町のオークホールにあるピアノの名器「スタインウェイ」
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 添田町庄の「オークホール」が昨年10月、開館30年を迎えた。ピアノの名器「スタインウェイ」が2台ある筑豊地区屈指の音楽ホール。正式名称は「そえだ公民館」で、町木のカシにちなんだ愛称で親しまれている。一流アーティストの演奏を楽しめる機会は近年減っているが、倉田主税館長は「音楽に限らず、多様な活用法を模索していきたい」と話している。

 オークホールは「文化活動の拠点になる施設を」との町民の要望を受け、町制77周年記念事業の一環で、1988年10月にオープンした。事業費は約10億円で国や県の補助金を活用。ハンブルクとニューヨーク製のスタインウェイの購入には、町内の個人・団体からの寄付金2250万円を充てた。座席数は600。スイッチ一つで残響時間を段階的に調整できる設備は、当時としては珍しく、最新だったという。

 ホールでは、町のオークホール基金(1億円)を活用し、住民グループ「添田町文化を高める会」などが演奏会を開催してきた。ジャズピアニストの世良譲さんやバイオリニスト海野義雄さんらがステージに立ち、欧州のチェコやスロバキアから室内オーケストラも招いた。

 2016年に同会が解散したこともあり、知名度の高い音楽家による演奏会は減少。町は「著名なアーティストを呼びたいが、財政的に厳しい」とする。現在は講演会などの利用も多い。

 町は開館30年の記念事業として、3月末まで、ホールを貸し切ってスタインウェイを思う存分弾ける企画(2時間千円、延長は1時間千円)を実施している。3月3日午後1時半からは、町の観光大使を務める女優熊谷真実さんや北九州市出身のお笑いタレント芋洗坂係長さんらが歌やコント、ダンスを披露するイベントもある。入場料は2500円(3歳未満で座席が必要ない場合は無料)。いずれも問い合わせはオークホール=0947(82)2559。月曜休館。

=2019/02/13付 西日本新聞朝刊=

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