手話でガス器具利用学ぶ 聴覚障害者が疑問解消 飯塚市 [福岡県]

ガス警報器の使い方などの説明を手話で受ける参加者たち
ガス警報器の使い方などの説明を手話で受ける参加者たち
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 飯塚、嘉麻、桂川2市1町の聴覚障害者が入会している「嘉飯聴覚障害者協会」(金子利男会長、約50人)が16日、飯塚市で、ガス器具の安全な使い方を手話で学ぶ学習会を開いた。「ガス点検の際に疑問があっても直接聞けない」との指摘を受けた企画。参加者からは「警報器やガス漏れの対応は以前から心配だった。疑問が解消できてよかった」と好評だった。

 嘉飯地区LPガス協会の鶴原健夫会長、設備点検の担当者らが講師に立った。スライドを使った説明の後、こんろやボンベ、警報器を作動させて仕組みや正しい使い方を教えた。鶴原会長は「ガスのにおいがしたり、警報を確認した場合は換気扇など家電製品の電源を触らず、窓を開けてほうきなどでたまったガスを外へ出して」と呼びかけた。

 手話を使った質疑応答や意見交換の話題は、ガス警報器に集中。集合住宅に住む女性は「以前、警報器が鳴ったときは、近所の人から教えてもらった。振動するタイプがいいが、それでも寝ているときは気づきにくい」と心配そうな表情を見せた。同障害者協会の金子会長(76)は「例えば、冷蔵庫の開けっ放しで鳴る警告音は、聴覚障害者には聞こえない。生活の上で健常者に便利なものが、私たちには使えない不便さがある。今後も講師を呼ぶ学習会を検討したい」とした。

=2019/02/17付 西日本新聞朝刊=

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