直方の旧旅館、にぎわい再び 須崎町商店街 古道具や手作り作品並べ「ハイカライチ」 5月にも第2弾 [福岡県]

のれんを掛けた主会場の旧松月旅館の入り口
のれんを掛けた主会場の旧松月旅館の入り口
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旧松月旅館の2階。畳敷きのギャラリーに手作りの作品が並んだ
旧松月旅館の2階。畳敷きのギャラリーに手作りの作品が並んだ
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野崎幸子さん
野崎幸子さん
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 直方市の須崎町商店街で、昭和の雰囲気とともに、にぎわいをつくり出す取り組みが行われた。名付けて「スサキマチハイカライチ」。築100年余りの旧旅館を主会場に、古道具や古本、レコードなどを並べ、アーティストによるハンドメード作品のギャラリー、食事処(どころ)も展開。実行委員会は取り組みの継続を目指している。

 「ハイカライチ」は16、17両日に開催。同市で手作りジェラートと雑貨の店を営み、実行委リーダーとして準備や運営に当たった野崎幸子さん(38)は「立派な梁(はり)も残る旅館の建物を活用し、商店街に人通りがよみがえるような催しをしようと考えた」と話す。

 舞台はJR直方駅に近い、旧松月旅館を中心にした商店街の一角。昨年11月に同旅館を活用して「大人の休日」と銘打った催しを開いた。糸車で糸をつむぎ、銀細工で本格アクセサリーをつくるなど、大人向けの体験教室だった。今回は「レトロ」よりおしゃれなイメージという「『ハイカラ』な市」に発展させ、にぎわいづくりを目指した。

 建物1階で展示販売された古物などは商店街や近隣の人々が持ち寄ったという。「眠っていたものを掘り起こし、訪れる人が昔にタイムスリップしたような空間にしたかった」と野崎さん。一方で、大きな梁がむき出しになった2階では、手拭いや糸、和ろうそく、アクセサリーなど、アーティストが手作りの品を競い合う空間が広がった。

 宗像市から訪れた椛島晋一さん(65)は「高校時代、中間市から直方に通った。当時の商店街は人が多かった」と懐かしみながら「若い人たちがまちに元気を取り戻そうとする取り組みに今後も注目したい」とエールを送る。野崎さんらは5月にも第2弾の「ハイカライチ」を開く計画で「商店街の皆さんの協力を得て、会場を通りや周辺の空き地など建物の外に広げたい」と意欲を燃やす。

=2019/02/20付 西日本新聞朝刊=

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