心の健康、県立大院生が啓発劇 田川市で講演会 うつ病発症想定、対応を説明 [福岡県]

啓発劇を披露する県立大の大学院生たち
啓発劇を披露する県立大の大学院生たち
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 周囲の人が心の不調に陥ったときの対応を学ぶ「こころの健康づくり講演会」が12日、田川市の市保健センターであった。県立大で臨床心理を学ぶ大学院生8人が、啓発劇で「批判せず話をじっくり聞いてあげて」と呼び掛けた。

 講演した同大人間社会学部の小嶋秀幹教授は、うつ病の症状として(1)食欲不振または過食(2)不眠か寝過ぎ(3)過去の失敗を思い返し罪の意識を感じる-などと説明。「自分から不調について言い出せない人が多い。家族や仲間が気付いてあげて」と呼び掛けた。

 その後、学生たちは、女子学生が失恋をきっかけに引きこもり、うつ病を発症したとの想定で、対応を劇形式で説明。異変に気付いた友人が先輩と2人で学生の自宅を訪ね、話をじっくり聞いた上で、大学の学生相談室につないだ。

 学生たちは、対応の基本として、「死にたい」と言われても動揺せずに気持ちを受け止め、ゆっくり治療していけばいいと説明し、押しつけにならないように治療の専門機関を勧める-という流れを説明。相手にかける言葉として「死にたいと思うくらいつらいんだね」「話してくれてありがとう」などが好ましいことも紹介した。

=2019/02/21付 西日本新聞朝刊=

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