金子みすゞの詩、演奏に乗せ 日本語の響き、魅力を再確認 飯塚で「大人のための朗読会」 [福岡県]

スクリーンに詩を映し、朗読する「朗読11人会」のメンバー
スクリーンに詩を映し、朗読する「朗読11人会」のメンバー
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 嘉飯地区で詩の朗読や絵本の読み聞かせに取り組む「朗読11人会」(渡辺加代代表)は2日、飯塚市のコスモスコモンで「大人のための朗読会」を開き、童謡詩人金子みすゞの作品33編を読んだ。今回初めてピアノ演奏も取り入れ、来場した約100人は、ピアノの音色とぬくもりのある詩の表現に聞き入った。

 同会は「朗読を通じて命と平和の大切さを伝えたい」と結成。高齢者施設などで活動し、年1回、メンバー全員による大規模な朗読会を開いている。

 今回は、大正後期から昭和初期にかけて活躍し、26歳で生涯を終えたみすゞの生き方を紹介しながら「大漁」「なまけ時計」といった作品を朗読。ピアノ講師下見すみ子さんによる「ふるさと」「夕焼小焼」などの演奏が花を添えた。

 メンバーはみすゞの詩について「生きているものだけでなく、無機物に対しても優しいまなざしを注いだ」とし、「上の雪 さむかろな」で始まる代表作「積った雪」の朗読で結んだ。

 飯塚市の池田香苗さん(61)は「あらためて日本語のすてきな響きを感じることができた」と話した。

=2019/03/03付 西日本新聞朝刊=

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