小倉祇園太鼓14日から 地元銘菓で祭りPR 期間中、包装に共通シール [福岡県]

いづつや饅頭の包み紙に貼られたシール。太鼓競演大会の優勝盾がモチーフになっている
いづつや饅頭の包み紙に貼られたシール。太鼓競演大会の優勝盾がモチーフになっている
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 約400年の伝統を誇る夏祭り「小倉祇園太鼓」の本祭りが14日、開幕する。小倉北区の市中心部では同日夕方から老若男女が地域を巡りながら太鼓を演奏したり、公園や広場に据えた太鼓を打ち鳴らしたりし、祭りは本番を迎える。

 メイン行事の「競演大会」は15日午後3時半から、小倉城大手門前広場に観客席を特設して開催。町内会や職場など、1日から練習を重ねてきた約90団体が太鼓の腕前を披露する。

 フィナーレは16日午後6時半からの「廻(まわ)り祇園」。小文字通りを「太陽の橋」から平和通り交差点付近まで交通規制し、約70団体がちょうちんをともした山車を運行しながら太鼓を鳴らす。全参加者が一斉に打つ「勢揃(ぞろ)い打ち」が見どころだ。

 小倉祇園太鼓保存振興会は、地元銘菓を通じて祭りへの関心を高めようと、祇園太鼓をイメージした共通のシールを北九州市内の菓子店に配り、本祭り(14~16日)の期間を中心に商品の包装に貼り付けて販売してもらう取り組みを始めた。振興会は「お菓子を手に取った人が祭りに関心を持つきっかけにしたい」と期待する。

 祭りの400周年(2019年)に向け、知名度やイメージ向上を図ろうと振興会が進める3カ年計画の一環。約40の菓子店が加盟する北九州市菓子組合に協力を要請したところ、小倉北区や小倉南区の7店が応じた。シールは約90団体が太鼓の腕を競う祭りのハイライト「競演大会」の優勝盾を基にデザインした。

 組合の中村秀規事務局長は「菓子業界として祭りの発信を手助けしたい。来年は協力店を増やし、他の業界にも同様の取り組みが広がるといい」と話す。自らが経営する「ひですけ餅本舗 中村屋」(小倉南区若園1丁目)では今月初めから、商品の包装にシールを貼って客に渡している。

 小倉井筒屋地下1階の「いづつや饅頭」も協力店。14~16日は包装紙へのシールの貼り付けに加え、小倉藩主だった小笠原家の家紋「三階菱」の焼き印を押した限定のまんじゅうを販売する。

 振興会は「祭りを見たことがない人や知らない人に、シールを通して祇園太鼓の存在を浸透させていきたい」としている。

=2017/07/14付 西日本新聞朝刊=

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