家族3人で協力し救助 用水路転落の女性を深夜に発見 京築消防本部が感謝状 [福岡県]

人命救助で表彰された前田秀二さん(左)、紀子さん(中央)、洋次朗さんの3人
人命救助で表彰された前田秀二さん(左)、紀子さん(中央)、洋次朗さんの3人
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 用水路に転落した女性を深夜、家族3人で協力し助けたとして、京築広域圏消防本部(緒方豊消防長)は5日、豊前市塔田の整体師前田秀二さん(49)と妻で郵便局員の紀子さん(47)、次男で高校2年洋次朗さん(17)に人命救助功労の感謝状を贈った。

 同本部などによると、紀子さんが昨年9月29日午後11時10分ごろ、車で自宅に戻った際、どこからか「すみません」「お願いします」という女性の弱々しい声が聞こえたため付近を捜索。用水路(深さ1メートル、幅1メートル、水位10センチ)に転落し、動けなくなっていた近くの60代の女性を見つけた。

 犬の散歩に出掛けるところだった秀二さんと、自宅にいた洋次朗さんに声を掛けて2人が救助。紀子さんは119番に通報後、自宅から毛布を持ってきて、ぬれて冷たかった女性の体を温めた。女性は頭から血を流しており、秀二さんが極力、動かさない方がいいと判断したという。

 秀二さんらは「まさか表彰されるとは思わなかった。女性が無事で良かった」と話した。同本部は「深夜で人通りも少ない場所。適切な対応が尊い命を救った」としている。

=2018/01/06付 西日本新聞朝刊=

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