明治学園高に最優秀賞 京都の国際シンポでカンボジアの水環境改善案 4人が英語でプレゼン [福岡県]

最優秀賞に選ばれた明治学園高の生徒たち
最優秀賞に選ばれた明治学園高の生徒たち
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 カンボジアの首都プノンペンで持続可能な水環境を創出するアイデアを競う国際シンポジウムの口頭発表部門(英語)で、明治学園高=戸畑区=の2年生4人が最優秀賞の「ベストプレゼンテーション賞」を受賞した。現地での研修や非政府組織(NGO)からの聞き取りを基に、住民意識を高めることで川の水質悪化を防ぐ「草の根啓発活動」を提案。国内外の6団体による最終プレゼンテーションで1位になった。

 4人は西野友博さん(17)、小畑咲貴さん(17)、井上明子さん(17)、荒川華蓮さん(17)。荒川さんは「賞をもらい、自信につながった。カンボジアの水環境をみんなに知ってもらい、支援の輪を広げていきたい」と意気込んでいる。

 同高は国際的人材の育成を目指す文部科学省の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」指定校。4人は昨年4月から、カンボジアの水資源をテーマに課題研究を続けてきた。

 課題研究では、現地で活動するNGO17団体への聞き取りやアンケートを通して課題を探った。西野さんは昨年8月、北九州市がカンボジアで展開している海外水ビジネスを体感する高校生向けの研修にも参加。下水道がなく、汚染が進むプノンペンの水路や川などを見学し、現地の人から生の声も取材した。

 1月28日にあった最終プレゼンで西野さんは、カンボジア都市部で住民が汚染された川から遠ざかり、水環境を気にしなくなる「負のスパイラル」が起きていると指摘。川の周辺で多彩なイベントを催して住民を川辺に集め、水への愛着を持ってもらい、水環境改善につなげるアイデアを提案した。西野さんは「人々の意識を変えることは、世界を変える第一歩です」と締めくくったという。

 シンポは、上下水道の普及・発展を目指す国際機関「世界水会議」日本国内委員会の下部組織が主催し、京都市で開催。国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、国内外の若者が水環境改善をテーマに議論した。口頭発表部門は16団体から応募があり、カンボジアやインドネシアの大学生を含む6団体が最終プレゼンに進んだ。

=2018/02/12付 西日本新聞朝刊=

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