「鉄の軍団」復活誓う 新日鉄住金八幡ラグビー部創部90年 釜石シーウェイブスと記念試合 [福岡県]

釜石シーウェイブスと対戦する新日鉄住金八幡ラグビー部(横じまのユニホーム)
釜石シーウェイブスと対戦する新日鉄住金八幡ラグビー部(横じまのユニホーム)
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 創部90周年を迎えた新日鉄住金八幡ラグビー部が3日、戸畑区の北九州市立鞘ケ谷競技場で、新日鉄釜石の実業団チームを前身とする「釜石シーウェイブス」(岩手県釜石市)と記念試合を行った。試合には敗れたものの、境遇を同じくする相手との対戦を機に、かつてラグビー界の頂点を極めた「鉄の軍団」の復活を誓った。

 八幡ラグビー部は1927年に創部。学生時代にラグビー経験があった湯川正夫氏(故人、元八幡製鉄副社長)が同僚に呼び掛けてつくったのが始まりだったという。50~60年代に黄金期を迎え、全国社会人大会で12度の優勝、65年には日本選手権を制した。日本代表より先にオーストラリアやニュージーランドに海外遠征を行うなど「日本のラグビー界を先導してきた」(OB)。

 しかし、80年代になると、鉄鋼不況による合理化の中で、会社の専門部から同好会へ。ラグビーでの採用枠が廃止されるなどして勢いを失っていった。

 現在の51人の部員は新日鉄住金や関連会社、協力会社の社員。国内最上位のリーグから3番目のトップキュウシュウAリーグに所属し、今季は5チーム中4位だった。

 この日、対戦した釜石シーウェイブスは八幡より一つ上位のトップチャレンジリーグに所属する格上の相手。約350人のラグビーファンが観戦した試合では前半まで5-5と互角に渡り合ったが、足の動きが鈍くなった後半に立て続けにトライを奪われ、24-5で敗れた。

 内田涼主将は「負けはしたが、前半は自分たちのラグビーができた。来季への自信になった」と振り返り、富永親盛監督は「来季はリーグ上位を狙い、3~4年後には釜石と同じリーグへ昇格したい。かつての栄光を取り戻すように頑張っていく」と誓った。

=2018/02/14付 西日本新聞朝刊=

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