吉富町長「漁協は暴力的組織」 昨年議会で発言、今も認識崩さず 組合長「撤回を」 [福岡県]

 吉富町の今冨寿一郎町長が、昨年の町議会定例会で地元の吉富漁協について「暴力的組織」と、繰り返し発言していたことが分かった。山本宗一組合長は「漁協は普通の組織。町長の発言で誤解している人もおり、発言を取り消してほしい」と訴えるが、今冨町長は今も認識を崩していない。

 定例会の一般質問のやりとりを記載した「議会だより」によると、町長は9月議会で「漁民代表の漁協組合長が職員に対して(一部略)日ごろから暴力的なことで自分たちの要望を実現させようというようなことが多々ある」「漁協が暴力的組織である以上、漁港に関する交渉はしない」などと答弁した。発端となった組合長は昨秋に責任を取って辞任したが、山本組合長が就任して新体制となった後の12月議会でも、今冨町長は「暴力的な組織と認定しており、一緒に仕事はできない」などと発言した。

 今冨町長は2月27日、西日本新聞社の取材に対し「(組合長が辞職しても)役員は残っている」と述べた。

 町は、昨年7月の九州豪雨で土砂などがたまった航路のしゅんせつ工事を行っていないほか、2018年度一般会計当初予算案の水産業費を前年度に比べ大幅にカットしている。

=2018/03/01付 西日本新聞朝刊=

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