北九州一色のCD発表 地元出身の歌手冨永さん 街、祭り…地域密着の10曲 [福岡県]

「音楽で地域に光を当てたい」と話す冨永裕輔さん
「音楽で地域に光を当てたい」と話す冨永裕輔さん
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 北九州市出身のシンガー・ソングライター冨永裕輔さん(34)が23日、北九州の街や祭りを題材に作った10曲入りのアルバム「IMAGINE」を発表した。どの曲も、学校や地元の劇団などから依頼を受けて制作した「地域密着」の曲。冨永さんは「音楽は東京中心と思われがちだけど、地域にある光や誇りを歌で全国に届けたい」と話す。

 冨永さんは早稲田大を経て2007年デビュー。透明感のある歌声が人気を集め、現在は東京、福岡市、北九州市を中心に活動し、ラジオパーソナリティーとしても活躍。北九州市文化大使、築上町観光大使も務める。福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手の登場曲「War」でも話題になった。

 今作は12枚目。依頼によって制作した楽曲でアルバムを作るのは初。生まれ育った小倉南区企救丘(きくがおか)を歌う「踊る!キクガオカーニバル」は、住民の希望で制作。アンケートを集め、地域を歩き回って構想を練り、敬老会やどんど焼きといった小さな地域行事も歌詞に盛り込んだ。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「戸畑祇園大山笠」がテーマの「とびはたSUMMER!」はスピード感のある曲。祭りが題材の劇の主題歌として作曲し「ヨイトサ」をコーラスで入れた。北九州市出身の詩人宗左近さんの詩を引用したシャンソン、市内の新設小学校の校歌も収録した。

 冨永さんは「知らない街の曲も作りたい。足を運んで、触れ合って、日本の隅々に歌を残したい」と意気込んでいる。アルバムは3千円(税込み)。北九州市内のCD店などで取り扱うほか、インターネットでも配信している。

=2018/03/24付 西日本新聞朝刊=

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