京都・清水寺と募金活動 スーダンで医療支援「ロシナンテス」 砂漠の村に井戸、給水所整備へ [福岡県]

オンムサマーマ村のため池で水をくむ子ども(ロシナンテス提供)
オンムサマーマ村のため池で水をくむ子ども(ロシナンテス提供)
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オンムサマーマ村で水を運ぶ少年(ロシナンテス提供)
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 アフリカ・スーダンで医療支援活動に取り組む認定NPO法人ロシナンテス(本部・北九州市小倉北区、川原尚行理事長)が、京都市の清水寺と協力し、現地で井戸と給水所を建設するための募金活動を行っている。目標は500万円で、期限は今月18日。清水寺がNPO法人と協力して募金を集めるのは初めてという。

 ロシナンテスは、同国で外務省医務官として働いていた小倉高出身の川原理事長(52)が2005年、「困っている人を助けたい」と職を辞して立ち上げた。無医村の巡回診療や診療所建設などに取り組む。

 井戸を整備するのは、砂漠が広がる同国の北コルドファン州オンムサマーマ村。ロシナンテスは15年1月から国連の世界食糧計画(WFP)と協力し、現地で栄養不良の子どもや妊産婦を支援する栄養改善プロジェクトを続けている。

 ロシナンテスによると、村には約1万人が生活しているが、小規模な井戸が2基しかない。井戸水が行き渡らず、汚れた川やため池から水をくんで使っている人も多いという。

 ロシナンテスは14年、同国首都のハルツーム大に日本文化を紹介する和室を整備。和室に飾る掛け軸を、清水寺の森清範貫主(かんす)に書いてもらった。その後も両者の交流は続いており、村の窮状を知った寺が募金活動に賛同した。寺は15日に川原理事長の講演会を開いて参加者に募金を呼び掛けるほか、募金とは別に独自に500万円を寄付する。

 井戸と給水所の整備には1千万円以上かかる見通し。寺の寄付と募金で足りない分は、ロシナンテスが手出しするという。

 ロシナンテスは「現地に安全で清潔な水を届け、より多くの人の命を助けたい」としている。募金は公式ホームページから。

=2018/04/13付 西日本新聞朝刊=

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