育徳館中・高校260年祝う OBのホークス職員講演 [福岡県]

育徳館中学・高校で開かれた創立260周年の式典
育徳館中学・高校で開かれた創立260周年の式典
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講演する松本裕一さん
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 みやこ町豊津の県立育徳館中学・高校(小正路淑泰(こしょうじとしやす)校長)が今年、創立260周年を迎え、1日、記念式典があった。前身の豊津高野球部OBで、プロ野球の福岡ソフトバンクホークス海外担当ディレクターの松本裕一さん(46)=1989年卒=が講演、在校生にエールを送った。

 松本さんは築上町出身。大学卒業後、野球雑誌の編集者や国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員を経て、2005年1月、福岡ソフトバンクホークスに入社。10年から国際担当として外国人選手の獲得などを担当している。

 「福岡ソフトバンクホークス常勝軍団への道」と題して講演した松本さんは、外国人選手を入団させるときの苦労話などを披露。さらに、青年海外協力隊員としてアフリカのジンバブエとガーナで野球を教えた経験を挙げ「野球にかかわる仕事がしたかった。夢をあきらめないという気持ちを大切にすれば、願いはかなう」と指摘。「海外で違う文化に触れて、考え方を知ることも経験してほしい」と語りかけた。

 同校は、1758年創立の小倉小笠原藩の藩校「思永斎」がルーツで、県内最古の歴史を持つ。旧制豊津中、豊津高などと校名を変え、2004年4月に中高一貫校になり、併設された育徳館中に1期生が入学。07年4月、豊津高から育徳館高に校名変更した。旧制豊津中時代には、元帥陸軍大将杉山元(はじめ)やプロレタリア作家葉山嘉樹らを輩出している。

=2018/05/02付 西日本新聞朝刊=

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