リサイクルで金銀メダル 卓球荻村杯開幕 北九州市の企業制作 表面に小倉城あしらう [福岡県]

リサイクルで制作した卓球ジャパンオープン荻村杯の金銀メダル(北九州市提供)
リサイクルで制作した卓球ジャパンオープン荻村杯の金銀メダル(北九州市提供)
写真を見る

 国内外の強豪選手が集まる「卓球ジャパンオープン荻村杯」が6日、八幡東区の北九州市立総合体育館で開幕した。国内最高峰の大会で市の環境産業をアピールしようと、市内の金属関連企業が小型家電や電子基板から抽出した金と銀を活用し、上位者に授与するメダルを制作した。

 大会は世界各地を転戦する国際卓球連盟主催のワールドツアーの一つ。国内では関東や関西などを中心に催され、九州が会場となるのは1996年の同市以来という。今大会には男女計約170選手が出場する。

 メダル制作は北九州マラソン(2月)に続く取り組み。ステンレス材に金と銀のめっきを施し、大きさは直径7センチ、厚さ4ミリで、重さ100グラム。表面に小倉城をあしらった。

 北九州エコタウン(若松区)などに立地する33の企業や研究機関が提供した不要な携帯電話や小型家電、廃電子基板から、鉄鋼関連会社のアステック入江(八幡東区)が金と銀を抽出。ミハラ金属工業(八幡西区)がめっき処理した。計16個を作り、男女シングルスとダブルス、混合ダブルスの1、2位に贈る。

 初日は男女シングルスの1、2回戦があり、卓球ファンらが声援を送った。中学、高校の卓球仲間と休みを取って訪れたという小倉北区の会社員原田朗さん(35)は「世界レベルの試合を間近で見られる機会は少ない。北九州市出身の早田ひな選手の活躍が楽しみ」と話した。

 大会は10日まで。日本勢は早田選手をはじめ、男子の丹羽孝希、張本智和、女子の石川佳純、伊藤美誠、平野美宇の各選手らが出場する。観戦にはチケットが必要。

=2018/06/07付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞のイチオシ [PR]

西日本新聞のイチオシ [PR]