吉富漁協が組合長再任 しゅんせつ事業 町長の判断焦点に [福岡県]

 吉富町の吉富漁協(72人)は16日、町内で総会と役員会を開き、山本宗一組合長(68)らの再任を決めた。任期は同日から3年。

 総会では、事前に立候補した理事候補5人と監事候補2人を承認。引き続き行われた役員会で、組合長に山本氏、副組合長に下畑順一氏(58)を互選した。

 山本氏は昨年11月の役員会で、町職員に対する言動をめぐり辞任した前組合長の後任に就任。下畑氏が副組合長に就いていた。

 漁協は、昨年7月の九州豪雨で土砂が堆積し操業に深刻な影響が出ているとして、町に吉富漁港の航路しゅんせつを求めている。

 今冨寿一郎町長は「前組合長を選んだ責任は役員にもあり、全役員の辞任が必要」「総会で役員を決める必要がある」などと主張し、これまで事業を行っていない。今回、町長が求めていた総会を経て新役員が選ばれただけに、町がしゅんせつ事業を行うか、町長の判断が焦点となる。

 漁協の指導などを担当する県漁業管理課は、過去の役員選出について「法律に基づいて適切に行われていたと判断している」と説明。今回の役員再任についても「何ら問題はないと考えられる」との見解を示している。

=2018/06/17付 西日本新聞朝刊=

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