町の将来像「総合計画」を絵本形式で読みやすく 水巻町、小学生らの意見反映 HPからも閲覧可 [福岡県]

笑顔で「水巻未来図鑑」を手にする水巻町職員
笑顔で「水巻未来図鑑」を手にする水巻町職員
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 水巻町は本年度から10年間の町づくりの基本となる第5次総合計画「水巻未来図鑑 未来ってどうやってできていくんだろう?」を策定した。町民数百人と町のほぼ全職員から集めた声を基に、10年後の町の理想像を「『水巻いいね』と言える町」とし、実現に向けた方針を五つの「になる宣言」として決定。子どもにも読みやすいよう、かわいいキャラクターが登場する絵本形式を採用している。

 「水巻未来図鑑」はA4判でフルカラーの64ページ。「図鑑」が届いた母子が、本の中から現れた小人と一緒に、「10年後にどんな町になってほしいか」を探す物語。3人は町役場で「偉そうな人」から町の方針を聞くなどして将来像を模索。子どもが「大人になった時、『水巻いいね』と言えるようにしたい」と話して幕が下りる。

 「図鑑」では、理想達成のため、「学びあう町になる」(教育)や「居心地のいい町になる」(住環境)など五つの方針を提示。実現に向けた町の施策も紹介する。

 町によると、これまでの総合計画があまり読まれなかったとして、「分かりやすく、誰もが読みたくなるものを」(町企画財政課)と絵本形式にしたという。

 策定は2016年秋にスタート。17年1~10月、町の小学生へのインタビューや地域での数十回に及ぶワークショップなどのほか、約160人の町職員ほぼ全員と面談した。集まった声を基に、総合計画審議会(会長・内田晃北九州市立大教授)がまとめ、今年2月に美浦喜明町長に答申。町議会の3月定例会が総合計画の核となる「基本構想」を可決した。

 「図鑑」は町図書館のほか町内の小中学校に配布。町のホームページからも閲覧することができる。町企画財政課の小樋赳郎(こひたけお)主任は「町民の皆さんと町を考えていく土台ができた。共に進む指針としたい」と話している。

=2018/06/19付 西日本新聞朝刊=

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