通信制高校生がラジオ番組 学生目線で月1回生放送 DJ担当「達成感すごい」 [福岡県]

和やかな雰囲気の中、放送に臨む生徒やスタッフたち
和やかな雰囲気の中、放送に臨む生徒やスタッフたち
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 通信制高校サポート校「あしたのつばさ高等学院 SNEC 北九州・黒崎」(八幡西区、4月開校)に通う生徒5人が、若松区のコミュニティーFM局「エアーステーションヒビキ」(88・2メガヘルツ)で、1時間の生放送番組「ハイラジ!」を始めた。番組は、毎月第3月曜の午後5時から放送開始。生徒たちは「自分たちの目線で、楽しい番組を作りたい」と意気込んでいる。

 同校には、引きこもりや不登校といった困難を経験しながらも、高校卒業資格を取得し、就職や専門学校を目指す生徒たちが通っている。

 しゃべりが得意、構成が得意-。5人の生徒一人一人の特長を生かして、番組制作に取り組んでいる。6月18日の初回は「篠栗九大の森」(篠栗町)のリポートや、スマートフォンのお薦めアプリの紹介などを放送した。

 番組は、北九州産業学術推進機構(FAIS、若松区)の中小企業支援センターが実施する「専門家派遣制度」を活用して制作する。生徒たちは、エアーステーションヒビキなどでパーソナリティーを務める橋本和宏さん(43)を講師に迎え、企画や構成、選曲など、ラジオ番組のイロハを学んだ。

 本井将史副学院長(32)は「活動を通じて、生徒全員が前向きな気持ちを持ってくれるようになったと感じる」と喜ぶ。番組に「DJなつ」として出演する鈴木飛翔(つばさ)さん(15)は「達成感がすごい」と手応えを語る。

 3回目の放送となる8月20日の放送では、生徒たちが引きこもりになった際の話や、周囲から掛けてほしいと思った言葉などを紹介する予定だ。

 針池栄治学院長(46)は「さまざまな経験をした子どもだからこそ、伝えられることがある。同じ悩みを抱えている後輩たちが、希望を見いだしてくれるような番組に育っていってくれたらうれしい」と話している。

=2018/08/18付 西日本新聞朝刊=

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