視覚支援校にクライミング壁 創立70周年で設置「達成感味わって」 八幡東区 [福岡県]

クライミングを体験する県立北九州視覚特別支援学校の生徒
クライミングを体験する県立北九州視覚特別支援学校の生徒
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生徒にクライミングウォールの登り方を説明する小林さん(右)
生徒にクライミングウォールの登り方を説明する小林さん(右)
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 県立北九州視覚特別支援学校(八幡東区)の体育館に、突起を使ってよじ登る「クライミングウォール」が設置された。障害の有無にかかわらず楽しめるクライミングを通じて、生徒に達成感を味わってもらおうと、同校の後援会が創立70周年記念事業として寄贈。20日、こけら落としと記念講演会があった。

 同校によると、クライミングウォールは全国5カ所の支援学校などで導入例があるが、九州の学校では初めてだという。後援会が卒業生や企業から協賛金を募り、今夏に完成。高さ3・5メートル、幅3・3メートルで、「ホールド」と呼ばれる突起が約60個取り付けられている。体育の授業で使うという。

 この日は、障害者クライミングの普及に取り組むNPO法人「モンキーマジック」(東京)代表理事の小林幸一郎さん(50)が同校を訪れて講演。自身も視覚障害があるクライマーで、「壁から落ちる失敗を繰り返す中で、いろいろな成長や気付きがあればうれしい」と生徒に語り掛けた。

 講演後、生徒らがクライミングに挑戦。小学部2年の野田遥香さん(8)は「次のホールドに手足が届かなかったりして、少し怖かった。てっぺんまで登れるようになりたい」と話した。

=2018/10/21付 西日本新聞朝刊=

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